「日本では、人口減少に伴って『移民を受け入れるか否か』がしばしば議論されますが、日本人が『ノー』という以前に、すでに向こうから『ノー』と言われてしまっている現実を、私たちはもっと直視する必要があります。」
2013-06-21 13:44:29 151p2013.01.13 購入
「グローバル・ビジネスパーソン」だの「エリート」だの、相変わらずビジネス書は人を煽るなぁ、なんて思いながら立ち読みしたら面白そうなので購入。Amazonでは高評価なので期待。
2013.01.27 読了
良書。テーマは日本の教育システムの問題について。ただこれが、よくある教育論よりも遥かに面白いのは、著者の豊富な海外経験とビジネス経験、そしてMBA取得者らしい学術理論に裏付けされているからなのかな。
・日本は「人材の平均値を底上げするための教育経験やノウハウ」は多く蓄積しているが「より高度な人材を育成するためのノウハウ」が足りない。
・フランスから哲学的思想法、アメリカから論理的思考法をそれぞれ学ぶ必要がある。
・アジアの他国を自分たちよりも下に見る傾向を改めなければならない。日本では、人口減少に伴って「移民を受け入れるか否か」が議論されるが、日本人が「ノー」という以前に、すでに向こうから「ノー」と言われてしまっている現実を直視する必要がある。
サッと読めるので気軽に手に取ってみることをお勧めします。
■東洋経済社オンライン 著者インタビュー
http://toyokeizai.net/articles/-/12477
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Gen Sakata