「グローバル化の時代とはいえ、なんでもグローバルに統一することが必ずしも有効に機能するわけではないのです。むしろ一括りにされることを嫌い、自国の独自色を示すことにモチベーションを刺激される人たちも多いと感じることもしばしばでした。日本のように長い歴史と独特の文化を持つ島国と違って、地続きで似通った部分も多く、かつ歴史的に何度も国境が変わったり国名が変わったり、独立して間もなかったりという背景を持つ国々では特に、日本人がびっくりするほど、その点にこだわりを持つ人がいるように思います。ハンガリーで過ごした1年弱の間、そのことを改めて思い知らされました。そして、こうしたことを学び、本社に伝えることもまた、赴任者の大切な責務だと知ったのでした。」
多様性を力にして高みをめざす
第2章「違い」を活かす
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Gen Sakata