紙の本を愛する全ての人に読んでもらいたい感動のノンフィクション。日本製紙石巻工場を舞台に3.11震災の発生から、工場の復興まで様々な方へのインタビューからまとめてある。とりわけ、津波はほとんどの方がそれほど大きなものが来ないと高をくくっていたが、工場の総務課長の奮闘で一人の犠牲者も出すことなく、避難している描写や避難した高台からたくさんの人が流されていく描写は涙なしでは読めない。そして、組織のリーダーとして立ち上がる社長や工場長の雄姿に真のリーダー像を見た気がする。最後まで、心に響く感動のノンフィクションだった。
2014-09-21 09:30:01Wow! ノートはまだありません
Tadashi Kai