―何だろう、人生とは?それは時だ!何だろう、時とは?それは事故だ!何だろう、事故とは?それは人生、新しい人生だ......。
2010-12-13 06:07:31 330p...電車を動かす人間と、映画を映写する人間が、なぜ同じ西洋の単語(マキニスト)で呼ばれているのかと、僕は自分自身に問いかけていた。
2010-12-13 06:05:15 263p愛とは身をゆだねることである。愛とは理由である。愛とは理解することである。愛とは音楽である。愛とは崇高な心と同じものである。愛とは悲しみの詩である。... ...愛とは全世界である。...愛とは心の声を聴くことである。愛とは神聖な静寂である。愛は歌の題材になる。愛とは肌にいい。
2010-12-13 06:02:15 278p「いい本は、存在しないものが、ある種の不在が、ある種の死が語られている文章なのだ......。でも単語の向こう側に存在する国を、文章や本以外に求めることは無駄なことだ。」
2010-12-13 05:58:31 254p「...我々の天体観測所と時計は、西においてそうであるように世界に追いつくためのものではなく、アッラーに向かって走るための手段なのだ。...ヨーロッパの時計製造者にとって一番の顧客はいつも我々だった。彼らから取り入れて我々の魂に馴染んだ唯一の物は時計だ...」
2010-12-13 05:55:15 184p...善と悪が頻繁にその姿を変えて主人公を驚かせ、東の道徳と西の合理主義が対比される部分が出てきてからは、卑怯にも後ろから撃たれて殺されてしまった主人公は、夜明け前に死ぬ前にこのふたつの世界とは別の入り口で、天使と出会うんだろうと感じた。でも、…そこに天使を描いていなかった。
2010-12-10 18:58:12 144p「私たちは、西の文明を過小評価していると責められているんだ。本当はその正反対なのに……カッパドキアのウルギュップにある地下都市で何百年も生活していたキリスト教徒の遺跡のことを聞いたことがあるかい?」
2010-12-10 18:50:58 115p光は最初強くなかったが、言葉を読んでいくうちに、ぼくをあまりにも深いところから揺さぶり始めたので、ぼくの全存在が溶けて無くなってしまったように感じた。耐え難いほどの生きたい欲望、走りたい欲望のために、ぼくは腹のあたりでもどかしさと興奮の痛みを感じながら、朝まで読み続けた。
2010-12-10 18:37:13 45pWow! ノートはまだありません
Toshiaki Takeuchi