and more.
相変わらずの武田節で、簡潔明瞭な語り口は健在である。若干説明が足りないかと思うところもあるが、他の著書などでも語られていることもあるので、特にどうして?と謎が残ったままになることもなかった。偽善エネルギーなどでも書かれていたが、武田先生の立場は基本的に変わらず、安全な原発推進派ということで、今の国内の原発が安全ではないこと、安全基準がコロコロ変わるため、何を信じていいのかわかりにくくなっていることなどを実例をあげて解説した上で自論を展開する。石油ネタは埋蔵量など含めて実際のところどうなのかわからないが、原発がダメなら化石燃料に頼らざるを得ないのはこれまでの産業構造から考えても仕方ないことであろうが、その先をどうしていくのかを真剣に考え、原子力の技術も毛嫌いせずに発展させていく必要があると説く。何がなんでも原発反対ではなく、手放しで賛成でもなく、きちんと現実を踏まえたスタンスは明確で共感がもてる。自分ももっと真剣にこれからのエネルギー問題を考えていきたいと思った。
2011-09-23 02:50:17エネルギーと原発、地震の過去・現在・未来について書かれた本である。納得できないことや分からないことはここから別の視点へ進むことが大事だが、まずは科学的事実を知る事が必要だ。極端に反対・賛成と分かれるよりも、いかにしてそれを安全なものにするか?という視点は勉強になった。
2011-07-21 07:49:08Wow! ノートはまだありません
ジェームズ・C. コリンズ(著)
ジェリー・I. ポラス(著)
James C. Collins(原著)
Jerry I. Porras(原著)
山岡 洋一(翻訳)
日経BP社
Atsushi Egi