題名が題名だがちゃんとした?小説。
歌手として成功を収めた橘百合子が37年前の運命の日を振り返る。
もしもあのときもう一つの選択をしていたら・・・
「もう一つの過去」のストーリで、本当の過去では歌手にったためすぐに音信不通となってしまった片桐と再会し、恋愛、結婚生活を、昭和初期の描写を交えて進んでいく。
この昭和初期の事件や出来事、自動車、テレビジョン技術、風俗、生活環境の細かな描写がすごく、昭和初期を克明に記録しているような感じも受ける。
ただ、最後のオチがいまいちピンとこなかった。
Wow! ノートはまだありません
Hideki Miyata