31冊目 15歳の寺子屋シリーズ・建築界の巨匠安藤忠雄編です。私の子供頃にこのような本があれば人生が変わっていたかもしれません。中学生が進路を決断する前に、選択肢の広さを分からせることが必要なように思います。「進学率を上げること」と「生徒が自分の人生の決断をする」という本来子供が中心であるべきところを、自分の評価を目的とすりかえる教師が少なからず存在します。子供たちが自分の人生の選択をしたという実感すら湧かないような進路指導は間違っているように思います。巨匠安藤忠雄がどのような選択を繰り返して建築家になったのか?を15歳の目でもわかるように書かれています。私は建築家にはなれなかったけれども、才能がないことに早く気づくことも大切な能力のひとつだと思っています。いい本でした。
2012-06-03 00:35:57Wow! ノートはまだありません
Katsuya Yoshida