サーバントリーダーシップ

サーバント(奉仕者)とリーダーシップを結びつけた画期的な理論を構築した著者による、本家本元の解説書。
とはいえ、訳文が微妙なのか、非常に読みづらく、アメリカ人独特というか、キリスト教圏独特というか、日本語らしくない言い回しが多く、その内容のほとんどが意味不明なままに終わった感がある。外国の書物特有の、ある程度言い回しや背景を想像して何が言いたいかを類推してね、的な箇所もふんだんにあり、結局何が言いたかったのか純粋な日本人にはさっぱりわからない。
もう少し平易な日本語による解説があれば良いのかもしれないが、一ヶ月近くかけてちびちび読んだ割に得るものが少ない印象が拭えない。
再読すれば印象が変わるかもしれないが、もはや再読する気力も湧かない。しかし、理解できる人には良書なのだろう。