40冊目 第二章に「乗り越える力を付ける教育」という章があります。私の人生は、挫折の繰り返しですから「乗り越える力」がなければ生きていけませんでした。私の財産は「明日のお米に困ったことがある」という経験です。21世紀の日本にこの経験がある人がどのくらいいるのかはわかりませんが、多くはないでしょうきっと。そもそも人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に、長い人生を立てていかなくてはならないのです。(P42)そう言われてみればそうですよね。改めて覚悟した次第です。著者 曽根綾子氏は、クリスチャンで、世界中の貧しく不幸な国の最先端を見て経験している作家です。文庫ですし若い人にたくさん読んでいただきたい本だと思います。
2012-07-27 23:34:59オモシロイな~、曽野綾子さんの切り口と語り口。(若干、養老孟司氏に通ずる)
聖書は「受けるよりは与える方が幸いである」と教えるが、曽野綾子さんは、「受けて与えるのは幸いである」、「多く受けて多く他に与えることができたら、たいへん光栄だ」と考えているそう。
ん~、やっぱり面白い!一読をおすすめできます!
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Katsuya Yoshida